第32回「プレゼンの段取り『大切なのはスケジュール』」

準備

ここまで30回あまりにわたって、話して伝えるための様々なコツをご紹介してきました。

本当に伝わる話し方をするためには、声の出し方や立ち居振る舞いなどの印象を良くするテクニックではなく、言葉選び、文章作りなどの準備が大切であることは、ずっとお読みいただいている方はすでにお分かりかと思います。

ただこれだけ回数を重ねてくると、さすがに1回目の内容を思い出せるという方は少ないでしょう。

そこで、今回から数回にわたって、ビジネスパーソンのみなさんが最も関心の高いプレゼンテーションの仕方を題材に、どんな段取りで進めていくか、私流の方法をご紹介していきます。これまでの伝え方のノウハウも、復習という形で出てきます。確認してみてくださいね。

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第31回「あがらないようにするよりも」

ミス

今回は、「あがったときの対処法」をご紹介します。

そう見えないと思いますが、私は「あがり症」です。今でも登壇する前は落ち着きがなくなって、その辺をうろうろ歩いたり手汗をかいたりしています。

実はあがるようになったのは、生放送中のある出来事がきっかけでした。

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第29回「あの記者会見に見るQ&Aの心得とは?」

記者会見

何度か記者会見のアドバイスの仕事をしたことがあります。そんなときにお客様が最も神経をとがらせるのが、質疑応答の部分です。

事前に想定できる質問に対しては、ある程度備えることはできます。しかし、想定外の事態はどんなときだって起こります。それにどう備えるか。

2019年7月に相次いで行われた吉本興業社長とタレントさん2人の記者会見は、それを考える上で参考になるものでした。覚えていますか?

コンプライアンスの問題、記者会見における危機管理の問題、芸人さんの特殊な雇用形態の問題など様々な切り口で語られていますが、この連載ではあくまで話し方という切り口で考えてみます。

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第28回「勇気を持って倒置法を使おう」

選手スピーチ

前回申し上げた、述語をなるべく早く言うことで文を短くするという方法は試していただけましたか?

今回はその発展型です。それは「倒置法」の活用です。倒置法とは普通の語順と違うことばの並びにする言い方です。述語を早く言おういう意識が働くと、述語を文の最初に言う形になることがあります。この形、ここは強調して言いたいという場合やテンポを上げて話したい場合などで使うと、極めて有効な表現法になります。

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第27回「述語をなるべく早く言う」

前回、植松努さんのプレゼンテーションこそ、多くの皆さんにとってのお手本になる、とお話しました。植松さんの話がわかりやすい理由の一つは「一文が短いこと」です。実は、この文を短くすることは言うのは簡単ですが、実際やってみるとなかなかできないものです。そこで今回は、私が話すときに使っている一つのコツをご紹介します。

それは、「述語をなるべく早く言う」ことです。

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第25回「番組作りの手法をプレゼンテーションにいかす」

テレビ番組

プレゼンテーションをする場合、結論→根拠→具体例→今後の見通しなどの順に、並べていこうとする方も多いと思います。

社内の会議など情報を共有するくらいのプレゼンでしたら、その方法で十分です。というのも、事実関係やロジックがしっかりしていれば、社内の人なら普通はちゃんと聞いてもらえるからです。

しかし、社内でも大きな予算措置が必要なプロジェクトを立ち上げたり、お客様から大きな案件を受注しようというような場合、それでは足りないこともあります。相手の重い腰を上げさせる、気持ちを動かすだけの力強さがプレゼンには求められます。

そんなときに参考にしていただきたいのが、テレビ番組での情報の伝え方です。

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